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摂食障害が治る「きっかけ」は必ずある

「元」摂食障害というと、良く「どうやって治したんですか?」と聞かれることがあります。
食べ吐きの沼からどうやって抜け出して、歩けるようになったのか。具体的な方法は摂食障害の治し方に書いていますが、どんな治療にも必ず「第一歩」があります。
始めの一歩を踏み出す瞬間を必ず経て、たとえ戻ってしまったとしても、その大きな一歩から摂食障害の寛解(かんかい)は始まっています。…かんかいって?ちょっと脱線して「かんかい」の説明をさせてください。

私は、自分の摂食障害に対して「完治」という言葉を使いません。正確にいうと「使えません」。
それはいつでも自分が戻れるからです。食べ吐きをしようと思えばできるし、枝のように細い四肢を羨ましく思うこともあります。
それを手放しただけであって、また欲しくなることがあるかもしれません。
摂食障害はどこまで行っても日常の延長に潜んでいると思っています。なぜなら「食べる」という行為をきっぱりやめることは、生きている限りできないからです。
こだわりを手放して、大切なものを見つけて、失って。そういう人生の中で、いつ何時自分がゆり戻ってしまうか分かりません。なので、「完治」という言葉は使わないようにしています。

寛解(かんかい、英: Remission)

永続的であるか一時的であるかを問わず、病気による症状が好転または、ほぼ消失し、臨床的にコントロールされた状態を指す。すなわち、一般的な意味で完治せずとも、臨床的に「問題ない程度」にまで状態がよくなる、あるいはその状態が続けば寛解したと見なす。
原則的には治癒しないとされるアレルギー疾患の場合にも用いられることがある。たとえば花粉症の場合、臨床的に3シーズン連続して症状を表さない場合に寛解したと考える。しかし、体質が変化していなければ再発の可能性はあり、こうしたことが治癒とイコールかどうかといえば、異なると言わざるを得ない。

Wikipediaより

少し逸れましたが、摂食障害は日常に癒着していて、だからこそ良くする第一歩も日常の延長に存在していると思っています。
例えば「今日は辞められた」「食べ過ぎたけどやけになって過食嘔吐していない」「コンビニでの買い物を1000円に収められた」なんでも良いです。そのきっかけを作ることは、いつでも、どこでもできると思っています。

例えば私の場合、今でも覚えている第一歩は「グラタンを吐かない」でした。

過食嘔吐がひどかった時期、非嘔吐でグラタンを食べるなんてもってのほかでした。
太るのも怖いけれど入院も嫌、155cm/40kgをキープして、吐くことと共存していこうと思っていた頃です。許可食以外の吸収を諦めていた私にも、その一歩を踏み出すときがやってきます。

摂食障害あるあるなのですが、周りには辛いところを見せないというか、むしろ「痩せの大食い」キャラで通すこともあるほど、健康に見せようとしています。
誤解されやすいことでも書きましたが、心の病への理解を望んでも裏切られることも多く、何より自分自信が病気をみっともないと思っているからです。

この頃も例にもれず、「痩せの大食い」キャラで生きていた私。
(余談ですがこのキャラセットには寛解した今でもめっちゃ悩まされています。それはまた別のときに)ある日友達の家に行くと、満面の笑みで彼がグラタンを作ってくれていました。
私のことを気遣って作ってくれたグラタン。
「美味しい?」と聞かれて「美味しい」と答えると、顔をくしゃくしゃにして笑っていました。
何故か泣きそうになったことを覚えています。なんの涙だったか、今なら少し分かります。
これを嘘にしたくない、そう思ったことが私の第一歩です。
彼は恋人になって、それから3年経った今も、私にグラタンを作ってくれます。

一歩なんて何でも良いんです。
いつも飲まれる病気に、たった一瞬でも抗えば、それは立派な一歩です。
「食べてみた」「吐かなかった」「吐いても濯ぎはしなかった」「外に出てみた」「おはようを言った」いつもしていない行動が、普通を取り戻す近道になります。
ポエミーになってしまって申し訳ないのですが、人生は小説よりも奇なり、寛解した先に何が待っているか、見てほしいと思っています。

あなたの第一歩は、何ですか?

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